2010年12月1日
尿失禁の原因
大笑いした時、くしゃみや咳をした拍子に、に少しだけもれてしまう尿失禁。
この尿失禁を腹圧性尿失禁といい、実は多くの女性が経験しています。
特に、40~50代になると、3人に1人は経験しているというデータもあります。
原因は膀胱や子宮を支えている骨盤底筋群(骨盤の底にある筋肉)の緩みです。
骨盤底筋群は、膀胱や尿道、子宮といった骨盤内にある臓器をハンモックのような形で支えています。
1.妊娠や出産
妊娠すると、赤ちゃんの体重が骨盤底筋に負担をかけるうえ、出産で息むことで骨盤底筋に裂傷が起き、
産後に一時的に尿もれがひどくなったりします。
2.便秘や肥満
排便のたびに息むことで骨盤底に負担がかかりますし、肥満も重力の関係で骨盤底筋に負担をかけます。
尿失禁で悩んでいる人はとても多いのに誰にも相談できず、尿もれパッドなどで対応しているようです。
今は超音波検査などで、骨盤底筋がどの程度損傷しているか診断できるようになり、適切な治療を受ければ
ほとんどの尿失禁は症状を改善することができます。
不快な症状に悩んでいるなら、一度専門医へ相談してみることをお勧めします。