ウロギネットてらす｜野村昌良のブログ

ひよこクラブに産後の尿もれについて、のむさんの記事が掲載されました。
産後の「尿もれ」って以外に深刻なんです。
子育てだって大変なうえに、尿もれまで・・・
1人で悩まず相談を。

ウロギネ外来は同じ頃に入院して、仲良くなった友達と一緒に外来にくることがよくみられます。ですので外来の待合室は話で大盛り上がり。みんなであって診察終わったらお茶しにいったり。この次の外来も○○さんと同じ日に・・とか。みんな仲良く治ればよいですよね。ウロギネが皆さんの絆となればよいですね。

北九州総合病院と亀田総合病院のウロギネ外来で子宮癌検診はできます。骨盤臓器脱や尿もれの定期検診のときに子宮癌検診を行う方も多くおられます。通常の産婦人科の外来で行う子宮癌検診はお気軽にご相談ください。

尿もれや骨盤臓器脱の原因は骨盤底筋の緩みだとよくいわれます。その骨盤底筋の緩みはどうやって診断するの？という質問がときどききかれます。以前は骨盤底筋を診断するためにはMRIなどがしようされていましたが、今や骨盤底筋はエコーで診断できるようになりました。経会陰的なエコーで骨盤底筋は非常によくみえます。当然、出産などにより骨盤底筋が緩んでいるとそれも診断できます。通常の２Dだけでなく３D超音波を用いて立体的に診断する方法もあります。最近は、若い方でも出産後の骨盤底筋の状態を見てほしいという方が外来に訪れます。これエコーを用いた骨盤底筋の診断は非常に興味深いテーマで筆者も非常に積極的に取り組んでいます。また情報を提供します。

最近多いんですよね、間質性膀胱炎。間質性膀胱炎というと頻尿、膀胱痛などが典型的な症状とされています。しかしながら、ど真ん中の間質性膀胱炎もありますが、外来に訪れる患者さんは典型的ではないんだけど、膀胱の知覚過敏はある・・・・。とくに最近そのような人が多くおとずれるようになってきています。これは最近メディアなどがこの病気をとりあげているせいかもしれます。いずれにしてもこの病気の認知度の向上はとても重要なことです。治療に関しですが、典型的な間質性膀胱炎でない人も水圧拡張術ですっきり治る人もいます。これまでの治療であまり改善しない人は、ウロギネ外来に受診してみませんか？

北九州総合病院は小倉から日豊本線で約15分の安部山公園駅から歩いて3分くらいのところにあります。足立山の麓にあり、晴れた日には足立山がくっきりとみえてとてもきれいです。青空に緑がとても映えて、なんか幸せな気持ちになります。今、主に千葉に住んでいることもあり、ふるさと北九州にもどったときにはすこしほっとした感じがします。まわりをゆっくる眺めるゆとりをもって診療したいですね。

急にトイレに行きたくなって間に合わない『切迫性尿失禁（せっぱくせいんにょうしっきん）』。これは膀胱が過敏になり、過剰の働きをすることによる尿もれです。つまりおしっこをためる袋である膀胱が過剰な働きをするために起こります。それで切迫性尿失禁の治療はこの過剰な働きを抑えるような抗コリン薬というお薬が用いられます。お薬による治療は症状によって薬の種類や量を変化することも必要になりますので、専門の先生とよく相談するとよいと思います。現在は数種類の抗コリン薬があり、使い分けでよくなる方もいます。また薬による治療によっても改善しないような切迫性尿失禁もあります。今まではこのような尿もれを治療するのが難しかったのですが、今ではいくつかの専門的な治療が可能になっています。是非、ウロギネ専門医にご相談ください。

尿もれがある女性は３０％以上といわれています。ほとんどの方は誰に相談することもなく尿もれパッドなどで対応しております。でも今や尿もれはしっかり治療すれば治る病気。どの程度治りたいかにより、手術、体操、生活指導など様々です。一度専門医に相談してみて下さい。尿もれとの別れは一歩踏み出す勇気です。

来週12月20日から24日まで今年最後の北九州ウロギネウィークです。場所はもちろん北九州総合病院。女性のシモの悩みはズバリ解決です。みんなでよくなって快適な生活をおくりましょう。

北九州総合病院で電話相談を行います。骨盤臓器脱、尿もれ、頻尿など女性のシモの悩みを解決します。　開催日：12/20（月）12/21（火）12/22（水）12/24（金　時間　：13:00~15:00　北九州総合病院、電話番号：093-922-5037。この機会に是非ご相談ください。