間質性膀胱炎(なぞの膀胱炎)の話!
間質性膀胱炎ってご存知ですか?名前が膀胱炎ですがバイ菌によっておこる普通の膀胱炎とは違います。症状は似ていますが、普通の膀胱炎に効果がある抗生物質はききません。それでその症状が長く続くので「なぞの膀胱炎」といわれています。以前はまれば病気とおもわれていましたが、軽症例を含めるとかなり多くの症例がこのなぞの膀胱炎でこまっているといわれています。最近とくに試してガッテンなどでも取り上げられたために受診する方が増えています。間質性膀胱炎は圧倒的に女性に多く、90%の患者さんは女性といわれています。それでウロギネ外来などでも多くの患者さんが受診します。この病気はおしっこの検査でも異常がなく、診断がむずかしいために、なかなか医療者にも理解されません。それで心療内科や精神科の受診を勧められることもあります。間質性膀胱炎の原因は、おそらく膀胱の粘膜がうすくなって、おしっこが膀胱にしみこむために膀胱に炎症がおきてこのような症状がでると考えられています。ただし、なぜ膀胱の壁が薄くなるかについてはわかっていません。
なかなかこの間質性膀胱炎を専門的にみている医師がいないことが問題です。のむさんは大学病院にいたときにこの病気に関する研究をおこなっていたために、この病気に詳しく、この病気の専門家とも仲良しなのでかなり専門的な治療が可能です。この病気はとくに難治性になるまえに、できるだけ軽症のうちに治療することが大切です。おしっこが近いとか、つねにおしっこに行きたいという症状があるときにはお気軽にウロギネ外来に相談してみてくださいね。快適な生活への第一歩は、一歩踏み出す勇気です。難治性の間質性膀胱炎でこまっていることも、あまりオプションは多くはないですが、いろいろな治療の選択肢はあります。我々もあらたな治療に挑戦していきます。我々とともにあきらめないでがんばりましょうね。
いきなりの写真撮影でちょっとびびったウッシーでした。