尿もれの種類
尿もれには大きく分けると2種類のタイプがあります。腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁です。
腹圧性尿失禁はおしっこがたまったときに起こり、咳やくしゃみ、大笑いした時、立ち上がった時などにちょろっともれるのが特徴です。
一方、切迫性尿失禁は、突然おしっこに行きたくなり間に合わずにオシッコがもれてしまうような尿もれで、通常は頻尿を伴います。
でも実際には典型的ではなくどちらとも判断が難しい場合も多くみられます。
そのときは膀胱機能検査や排尿記録などの検査で総合的に判断します。
尿もれには大きく分けると2種類のタイプがあります。腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁です。
腹圧性尿失禁はおしっこがたまったときに起こり、咳やくしゃみ、大笑いした時、立ち上がった時などにちょろっともれるのが特徴です。
一方、切迫性尿失禁は、突然おしっこに行きたくなり間に合わずにオシッコがもれてしまうような尿もれで、通常は頻尿を伴います。
でも実際には典型的ではなくどちらとも判断が難しい場合も多くみられます。
そのときは膀胱機能検査や排尿記録などの検査で総合的に判断します。
ウロギネ外来は泌尿器科(ウロ)と婦人科(ギネ)の境界領域にある病気を診察する専門外来です。境界領域にある主な病気は子宮脱、膀胱瘤(脱)などの骨盤臓器期脱や尿失禁、頻尿などです。早い話が女性のシモのこと、おしっこのことでお悩みの場合は、まずはウロギネ外来の受診してみてくださいということです。今まで、この悩みはどこに受診したらよいのか、わからないというかたが多くみられました。泌尿器科ははずかしいし、婦人科でいいのかなあ???って考えていたかたも多かったと思います。シモのこと、おしっこのことでおなやみのときはまずはウロギネ外来までご相談ください。専門医が親切に対応します。
基本的にはメッシュ手術は子宮をとらずに行うことができます。もちろん子宮をとって行うことも可能です。子宮をとるかとらないかは、本人の希望が最も優先されます。とくに子宮に病気がない場合は基本的には子宮をとらないメッシュ手術を希望される方が多いと思います。当院では90%以上の方が子宮をとらないメッシュ手術を希望されています。がん家系であったり、今後の子宮の検診がわずらわしいとかいう理由でで子宮をとられるかたもいます。子宮をとることのメリットは子宮癌のリスクがなくなることです。担当の先生とよく相談して下さい。
子宮脱でこまっていて、どこかによい病院がないかなあってインターネットで探している方も多いかと思います。ようやく見つけた亀田総合病院ウロギネコロジーセンター、なにやら専門的な治療がうけられそう。でも場所は千葉県鴨川市。鴨川って遠いですよね。でも安心してください。都心からほど近い(東京駅から30分程度)の幕張でも、亀田総合病院の分院(亀田MTGクリニック婦人科外来)がありわたしが月に3回外来をおこなっています。予約制で、本院と同じ専門的な診察がうけられます。詳しくはこのホームページをご覧ください。
骨盤臓器脱の症状は実にさまざまです。臓器が膣のところから下垂してきますので、下垂感、脱出感など。ほかにも膣のところにやわらかいピンポン球のようなものをふれた。ぬるっとしたものがでてきた。少しかたいものをふれたなど、そのほかにも尿もれ、頻尿、夜間頻尿で調べていたら骨盤臓器脱がみつかったということもみられます。さらに直腸がさがったりすると排便の症状が出てくることがあります。このように骨盤臓器脱の症状は実にさまざま。適切に専門医に相談することが、快適な生活への第一歩になると思います。
骨盤臓器脱とは、子宮や膀胱、直腸などの骨盤内にある臓器が膣から下垂し出てくる病気の総称です。
骨盤臓器脱症状は、下記のようなものがあります。
・おなかのの中が下がった感じで、気持ち悪い
・膣のところにピンポン球のようなものを触れる
・股間に何か挟まっている感じ
・座ると、陰部のあたりで何か押しこまれる感じ
骨盤臓器脱は聞きなれない名前かもしれませんが、命を脅かす病気ではないので、安心ください。
また、非常に多い病気でスウェーデンでは出産経験者の44%に骨盤臓器脱が認められると報告されており、
ありふれた病気とも言えます。
骨盤臓器脱では、どの臓器が下垂しているかで、起こりやすい症状が異なります。
膀胱:頻尿や尿もれなどの排尿トラブル
直腸:便秘や残便感
子宮:陰部や膣部の違和感
骨盤臓器脱発症年齢は
一般的に70代以降に出やすいのですが、40~50代でも初期症状がある人は少なくありません。
特に経膣分娩で難産だった人や出産回数の多かった人は出産時に、骨盤内の臓器をハンモックのように
支えている骨盤底筋が傷んでいる場合も多いですし、介護や重いものを持ち上げる仕事についている人も
若くして症状が出るリスクが高まります。
治療、受診の時期
骨盤臓器脱は、直接命にかかわることは少ない、生活の質を左右するQOL疾患です。
股間に異物感があっても、あまり気にならない人は、すぐに治療する必要はありません。
「気になる」「痛みがある」「歩きにくい」など困ったら受診するのが基本です。
ただ、排尿困難が強い場合は、早めに受診することをお勧めします。
尿失禁に対するTOT手術は15分程度でおわる体の負担が少ない手術しです。
骨盤底筋体操をおこなってもいまいちの場合にはこのような方法を考えてもいいかも?
パッドのいらない生活、世界がかわってきますよ。
TOT手術(腹圧性尿失禁の手術)
腹圧性尿失禁(咳やくしゃみで尿もれする)は、尿道を支える筋肉(骨盤底筋)が傷み、ゆるんでいるため、
腹圧がかかった時に、思わず尿をもらしてしまいます。
最近では、体に負担の少ない手術ができるようになり、手術で治療を希望される方が増えています。
この手術はTOT手術と言われ、膣壁を1㎝ほど切開し、テープを入れて尿道を支えるものです。
手術の翌日か2日後に退院できます。
11月の北九州ウロギネウィークが終了しました。順調に経過しました。九州にも最先端のウロギネ医療をということで、千葉県亀田総合病院から1週間のウロギネ診療にきております。西日本で骨盤臓器脱、尿失禁などのでお困りの方は093-921-0560までご連絡ください。ウロギネのことで相談したいといえば担当が対応します。
骨盤臓器脱のメッシュ手術では7-8日くらいの入院です。基本的には翌日からは普通通りに動けます。ただおしっこの管が3日間はいっていますのでおしっこの管を抜いてちゃんとおしっこがでているのをかくにんしてから退院になりますので、だいたい7-8日になります。術後ゆっくりするのもたいせつですので。メッシュが体に適合するためには。
メッシュ手術は子宮をとらずにできるの?っていう質問が多くでてきます。基本的にはメッシュ手術は子宮をとらずに可能です。
ただし子宮をとって行うことも可能です。
とくに子宮に異常がなかったらほとんどの方は子宮をとらずにメッシュ手術を行います。
メッシュ手術
細胞組織に親和性の高いメッシュシートをハンモックのように使って、弱った骨盤底を補い、臓器の下垂を防ぐ方法。
再発は今のところ、5%ほどで、自覚症状を感じる人はもっと少ないです。
「術後は快適に過ごせる」と考えて良いでしょう。