尿もれ・骨盤臓器脱の原因は骨盤底筋の弱りです!
尿もれや子宮脱などの骨盤臓器脱の主な原因は骨盤底筋(こつばんていきん)の弱りです。この骨盤底筋とはどのようなものなのでしょう?骨盤底筋は骨盤(腰の骨)の底にあって、骨盤の中の内臓である子宮や膀胱を支えている筋肉の集まりです。これらの筋肉は骨盤の底でハンモックのような形をしています。つまりこのハンモックが膀胱や子宮を下がらないように支えているのです。この骨盤底筋に大きな影響を受けるイベントは何でしょう?そう、出産です。出産で赤ちゃんがでてくるときに骨盤底筋は大きく引き延ばされ、伸びきってしまったり、ちぎれたりすることもあります。もちろん難産であっ場合には骨盤底筋の弱りは大きくなります。また出産の回数を重ねることで骨盤底筋の弱りは大きくなります。通常、出産で弱った骨盤底筋はある程度は自然によくなります。しかしながらこれらは筋肉ですので年齢が進むとともに、徐々に弱ってきます。そして閉経となり、卵巣からの女性ホルモンの分泌が少なくなると骨盤底筋の弱りが加速されます。その結果、閉経後の女性の多くに尿もれや骨盤臓器脱が起こってくるといわれています。このように尿もれや骨盤臓器脱は出産が引き金となって骨盤底筋が弱り、さらに加齢や骨盤底への過剰な負荷にともないさらに骨盤底筋が弱った結果おこる病気だといえます。