子宮脱・膀胱脱・直腸脱(骨盤臓器脱)、尿もれ、頻尿などのウロギネ専門医をご存じですか?
Uro(泌尿器科)+Gyne(婦人科)= Urogyne(ウロギネ)ウロギネとは、泌尿器科(urology)と婦人科(gynecology)の造語で、正式にはウロギネコロジーと言います。女性特有疾患である子宮脱、膀胱脱、直腸脱(骨盤臓器脱)は、一般的に婦人科の病気と思われがちですが実は骨盤臓器脱で最も多く下垂してくる臓器は、膀胱です(膀胱脱)。そのため、頻尿、排尿困難、尿もれ、といった排尿に関する症状が多くみられ、婦人科的のみならず、泌尿器科的アプローチが必要になります。
両科の専門知識をもった婦人泌尿器科を「ウロギネコロジー」と言います
IRCAD(Research Institute Against Cancers of the Digestive System)は、フランスに設立された低侵襲手術のトレーニングセンターです。1990年台になり導入されてきた低侵襲手術の普及を推進するために、ライブサージェリー、手術ビデオ、術式講義などの様々な研修を通じて腹腔鏡手術を中心とした低侵襲手術の教育プログラムを提供しています。毎年、世界中から4300人の外科系医師が訪れ、800人の国際的なエキスパートのチームによってトレーニングが施されており、私も2014年に泌尿器科腹腔鏡手術および骨盤臓器脱腹腔鏡手術のコースを受講しました。その内容は筆舌しがたいほど素晴らしいものでしたが、特に婦人科のA.
Wattiez教授の講義は技術はもちろん、手術に対する哲学はすばらしいものでした。我々の行うLSC手術は、IRCADで学んだ技術を基本としています。
TVM(transvaginal mesh : 経腟的メッシュ手術)手術が日本に導入されてから、すでに10数年経過しており、日本ではTVM手術は、ウロギネ専門医を中心に有効な骨盤臓器脱の手術方法として定着しております。その10数年という期間にTVM手術の術式も変遷してきました。1つはメッシュのサイズです。以前は比較的大きなメッシュが使用されてきましたが、最近ではミニマムメッシュといって症例により小さなメッシュも用いられております。当然ながら患者さんにあった適切なメッシュのサイズを選択する必要があります。また、メッシュを固定する方法や部位もいくつかの選択肢が可能になってきております。
我々はこれまで日本最多の5000例以上のTVM手術の経験からさまざまなタイプのTVM手術を提供することが可能です。例えばElevate型TVM、Uphold型TVM、EP-TVM、C−TVM
withトンネルなど実に多くにバリエーションがあります。またTVM手術は一見簡単そうに見えますが、実際はメッシュのサイズ、固定などに匠の技術を要する非常に繊細な手術です。そして細部にどれだけこだわれるかが極めて重要だと思っています。
TVM手術に関して、我々が伝えたいことは1つです。「それぞれの患者さんにあったベストのTVM手術を!」お気軽にご相談ください。
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